娘と息子と父の人生問答集

娘(小6)と息子(小1)との会話の中で考えたことを綴ります

仕事ってなんだろう?

初めまして、yukkopapaと申します。今年の春に高松から転勤してきて、15年ぶりの東京に舞い戻ってきました。
20年近く続けてきた営業の仕事から、全く畑違いの本社総務の部署に異動となり、悪戦苦闘の毎日です。
同じ会社にいながら、こんなことをやっている人たちがいたのだなと驚きもあり、楽しみもありといった感じでしょうか。

このブログではなかなか感性鋭い我が娘(小六)とわんぱく坊主(小一)の2人の子どもたちとの会話の中で、色々と考えさせられたことについて書いていきたいと思っています。

ちなみにyukkopapaのyukkoはこのブログには一切出てこない予定の私の妻の名前です。名前だけお借りしました(笑)

 

第1回目のテーマは「仕事ってなんだろう?」です。

先日小1の息子(マサ)が学校の課題で「将来の夢」を書かされたそうです。
他の子たちがサッカー選手やお医者さんなどを挙げる中でマサは「お父さんの会社」と書いたそうです。
もっと大志を抱け息子!と思いつつも、父親として少し嬉しくもありました。

思い返してみると、自分自身も幼稚園の卒園アルバムに「お父さんの会社に入りたい」と書いた(幼稚園の頃は文字が書けなかったので正確には先生に言った)記憶がおぼろげながらあります。
うちの父は単身赴任生活が長く、家を空けていることがほとんどだったですが、それが何か子どもの自分には想像もできないものすごいことをしているという憧憬につながっていました。
あとは母がことあるごとに「お父さんのおかげでごはんも食べられるし、旅行も行けるんだよ」と聞かされていたことも大きかったかな。(私は父が40歳を過ぎてからの子どもだったので、同年代より少し古くさい家庭でした)

怒ると恐い父親でしたが、絶対的な尊敬の対象だったことは間違いありません。

 

僕の仕事って何だろうと考えると、連休前にやった仕事は本社ビルの女子トイレのつまり処理です。
私の勤める会社は全国に支社はありますが、社員何万人もいるような会社ではないので、こんなトラブルシューティング的なことにも駆り出されます。ビルの管理人さんとああでもないこうでもないと2時間近く費やしました。
この春までは押しが弱い性格ながらも営業の最前線で戦っていた(と思っていた)ので、異動当初は正直「こんなこと俺がやるの?」という気持ちが頭をよぎることも度々でした。
時間を重ねるに連れて、会社という組織を運営していく上で今の仕事も大切でなくてはならないものであるということは実感しています。色々な仕事によって会社は成り立っていることがわかりました。
自社の商品だっていいものだと思っています。営業時代は品質は他者に負けないという自負を持って商売していましたし、今もそれは変わりません。
でも当社の商品はいわゆる嗜好品であって(食品会社です)、この世からなくなってしまっても誰も困らないものであることも事実なんだよな。


マサが職場見学に来て、僕の「本当の仕事」を見たらどう思うだろうか。「お父さんすごいね」と言ってくれるかな。それともがっかりさせちゃうかな。

僕が昔自分の父に抱いていた「絶対的にカッコイイお父さん」と思ってもらえるだろうか。。

 

マサに「なんでお父さんの会社に入りたいの?」と聞くと、「○○(当社の商品名)うまいから。会社では食べ放題なんでしょ」と言われました。

尊敬される父親への道のりはまだまだ遠いな…